ミカン類
ミカン類は温州ミカンとポンカン、そしてこれらの仲間から成るグループです。
温州ミカン
由来・・・紀州みかん×クネンボ
時期・・・9月下旬~3月
主な産地・・・和歌山県、愛媛県、静岡県、熊本県
実は「温州みかん」という品種はありません。温州みかんは収穫される時期によって、「極早生」「早生」「中生・普通」「晩生」の4つに分類されます。
写真の「日南1号」(1枚目)は極早生、「宮川早生」(2枚目)は早生、「青島温州」(3枚目)は晩生の代表的な品種です。
小原紅早生
由来・・・宮川早生の枝変わり
時期・・・10月旬~11月
主な産地・・・香川県
小原紅早生は香川県の小原さんという農家の畑で偶然発見された宮川早生の枝変わり(突然変異)です。
通常の宮川早生より果皮も果肉も橙色で味も濃くなっています。通常の温州ミカンより値は張りますがそれだけの価値のある味です。
ぽんかん
由来・・・不明
時期・・・12月下旬~2月
主な産地・・・愛媛県
ぽんかんはインドが原産地です。実はポンカンにも品種が複数あり、背の高い高梢(こうしょう)系と、実の形がやや扁平な低梢(ていしょう)系の2グループに分けられます。有名な品種は「太田ポンカン」、「今津ポンカン」、「吉田ポンカン」などです。
ぽんかんは香りがよく、果汁はジューシーで甘くストレートジュースにしても美味しいです。
種が多いのが難点ですがぽんかんの風味にはまた食べたくなるような魅力があります。
カラマンダリン
由来・・・尾張系温州×キングマンダリン
時期・・・4〜5月
主な産地・・・愛媛県
カラとも呼ばれます。アメリカで産まれた品種です。
出回る時期が4月~5月と遅いことと、味と食べやすさが温州みかんと似ているため温州ミカンの代わりとして「春に食べられるみかん」と人気です。
南津海
由来・・・カラ×吉浦ポンカン
時期・・・4〜5月
主な産地・・・愛媛県
「なつみ」と呼びます。初夏に食べられるみかんということでこのように名付けられました。遺伝的な性質からカラマンダリンに近い味がします。
春まで樹上で完熟させる為、収穫する頃には南津海の花が咲いています。
早香
由来・・・今村温州 ×ポンカン
時期・・・12月~1月
主な産地・・・宮崎県、三重県
「はやか」と読みます。酸味が弱く甘みを多く感じられ、ポンカン譲りの香りがします。種が多いのが難点ですが、種が少ない品種もあるそうです。
あまり市場で見かけることのないみかんです。
紀州みかん
由来・・・不明
時期・・・12月
主な産地・・・ー
温州ミカンの親品種です。古くからある品種で、紀州(現和歌山)で栽培が盛んになったことから「紀州みかん」と呼ばれるようになりました。鹿児島県で栽培されている「桜島小みかん」はこれと同じ品種です。
クレメンティン
由来・・・不明
時期・・・月旬~月
主な産地・・・地中海諸国、日本では佐賀県
アフリカのアルジェリアで発見されたみかんです。
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